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Newark AirportからNewYorkダウンタウンまでの移動手段に関して

ニューヨークからの帰りのバスの中でたまたま隣になった中国人の女の子とたまたま同じホテルでバスを降りてから一緒にホテルまで歩いて行った。ホテルはNewark Airportのすぐそばにあるホテルで駐車場を取り囲むように2階建ての部屋が並ぶモーテルタイプのホテルだった。建物は古く、そんなにきれいでもなかったが、二人で泊まるには十分の広さで、特にバスルームが異様に広かった。
そのホテルに着いてからKoheiと初めて日本語で喋った。今まではずっと英語でしゃべり続けてきたのだった。英語縛りから解放された瞬間だった。なんだか新鮮だった。そうして寝るまで喋り続けて、気が付くと自然に寝ていた。
そこからはずっと日本語で話すようになった。やはり日本語の方が勝手が良い。英語でも意思疎通はできるが、やっぱり細かいとこまでは伝えられない。ニュアンスが伝わらない。言いたいことが、しっかり言えない。英語の上達のためには英語で会話することは絶対だが、英語でしゃべるだけで気付かないうちにかなりのストレスが溜まっていくのも事実だ。
実際、この後からKoheiとの関係は劇的に改善した。

翌日は大晦日。2013年最後の日である。
この日は年明けのその瞬間のために、昼過ぎからタイムズスクエアに並ぶ予定になっていた。ニューヨークのタイムズスクエアでの年越しは最も過酷だという話は有名であるが、いかがなものか...不安も抱きつつ、我々は待ち合わせ場所のニューヨーク市立図書館へと向かった。
このホテルの近くのバス停からダウンタウンまでバスが出ていて、だいたい30分くらいである。昨日もこのバスで帰ってきた。しかし、この日は大晦日タイムスケジュールもかなりイレギュラーになっていることが容易に想像できた。
そしてこのホテルからはNewarkの空港まで無料のシャトルバスが出ていた。そして空港からは電車でもダウンタウンまで行くことができるとわかったので、少し考えてから、その方法で行ってみることにした。
空港までは5分もかからない程度で本当にすぐそばだった。そして、このNewarkの空港ではAir Trainなる無料のモノレールのようなものが各ターミナルを運航しているのだが、まずは改札でニューヨークまでのチケットを買って、それからこのAir Trainのホームまでエスカレーターで上り、Air Trainの最終地点まで向かう。所要時間は10分程度。
そしてその駅で降り、別の路線に乗り換えるのだ。そんなに難しいことはなかった。
親切な黒人の女性がホームまでナビゲートしてくれた。この人は電車が好きで電車の旅をするらしい。行先は聞き取れなかった。。。
ちなみにダウンタウンまでは往復で、$25だった。バスは$13でそれでも高いと思っていたのに、電車は$25。実際ホテルまで戻ってバスで行こうかとも思ったくらいだ。
しかし、帰りのバスがあるのか。帰りは年が明けて深夜の時間帯になるのは容易に想像ついていたので、万が一帰れなかった場合のことを考えて安全策で、電車の往復を買うことにしたのだった。
そんなこんなでなんとかダウンタウンまで到着した。約束の時間は1時半。その時間まではまだ余裕があったので、少し図書館の周りを見て回ることにした。
この時まで、現金を持ち合わせていなかったので、どうしても現金を手に入れたかった。いくらアメリカがクレジットカード社会だからといって現金を全く待ち合わせていないと至るところで不便な思いをする。屋台やバスの運賃も現金だし、そもそもバスでは基本的にお釣りが出ないから細かい$1札や小銭も持ち合わせている必要がある。チップも基本現金で支払いするし、小さいCafeなどはクレジットカードが使えても$5以上からといった制限があったり、そもそも使えないところも結構ある。アメリカはクレジット社会だから現金は必要ないというのは嘘である。なんだかんだいって実社会ではまだまだ現金が強い。
事前に調べた結果によるとBMOバンクの支店もニューヨークだけには存在していた。さすがはニューヨークと思っていたのだが、結局調べた住所の場所にはBMOのオフィスはあったが、支店ではなく銀行業務は行っていなかった。ということは、BMOの銀行に預けてある現金はそう簡単に引き落とせないということである。
日本と一緒で違う銀行で引き落としをするとお金の移動に手数料が取られることにはなるが引き落としは可能なはずである。
そこでTD BankのATMで引き落としすることにした。TD Bankは前述したが、カナダをメインに展開しているカナダの銀行で、アメリカの東海岸にも多数の支店を展開している。カナダの銀行であれば、アメリカの銀行よりも容易に安価で現金の引き出しが可能であるだろうと読んで、TD Bankを選んだのだ。
しかし、結局TD Bankの受付で手数料を聞いたところ、TD Bank以外のカードを使う場合はATMを使うだけでATM使用料が$3ほど徴収され、さらに銀行間の現金送料がかかるとのこと。しかし銀行にもよるのか現金輸送料がかかるのか教えてくれなかった。
ATMでは普通に現金の引き出しはできた。なんの表示もなかったのでもしかしたら、手数料はかからなかったのかもしれないと期待したが、後からカードの明細で確認すると結局$20以上取られていた。
ちなみに街の両替屋で手持ちの$70のカナダドルをUSドルに両替するといくらになるか聞いたところ、同額の$20程度手数料で持って行かれるとのことだった。