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2013,12,29 トロント出発 (入国審査地獄、MegaBusに関して)

Koheiとはバスターミナルで待ち合わせだった。11時発とかで10時15分にターミナルで待ち合わせの提案をしたのだが、Koheiがもっと早く着ておくべきだと主張したため待ち合わせ時間は10時だった。しかしやつはその時間に現れなった。結局10時半まで待って痺れを切らして先にバス乗り場に向かうことにした。
ニューヨーク行きのバスもkoheiが予約してくれたのだが、E-チケット(メール)を転送してくれていたので、最悪Koheiが乗り遅れたとしても1人で先に向かうことは可能だったのだ。
しかし、30分もターミナルで待ちぼうけしたせいで、すでに長蛇の列ができていた。そうして列に並んでいると、のこのことその列にやつはやってきた。特に弁解をするわけでもなく、謝るでもなく、ターミナルを探していたと...ほんとうに呆れたやつだ。この時かなり嫌悪感が増していた。そしてこうして列の後ろになったせいで、座席は1階のトイレの前、後方ドアのすぐ前という最悪の位置に席取りすることになった。
このことが後に最悪の結果を招くことになった。

 

バスは思いのほか早く、国境に到着した。時刻は夜中の1時この入国審査さえ無事に通過すれば、ニューヨーク到着まであとは寝て過ごすだけである。

アメリカの入国審査は審査員の態度が非常に横柄であるため、私は入国審査が大嫌いである。そして今回はアメリカへの滞在予定期間が1カ月と長期間だったため、無事通過できるか非常に不安であった。案の定なんでそんなに長期滞在する必要があるのかと聞かれ、ニューヨークからロサンゼルス行きの航空券と出国の航空券を提示しなければならなかった。そしてこの時見せたEチケットが日本語表記だったため、英語じゃないじゃない!っとより一層不機嫌な表情を見せた。しかし、それでも出国の日付を確認すると、無事に通過することができた。

地獄はここからである。

無事に通過できてホッとしてバスに戻ると、バスの中は完全に冷え切っていた。外は氷点下でバスのエンジンは切ってあるため、中は真っ暗、そしてほとんど外と変わらないような気温、とにかく耐えるしかなかった。
いくら寒いとはいえ、入国審査が終われば、バスは出発するのだ。バスの人数分の審査が終わるのを待つだけである。最長でも1時間も待てば全員分終わるだろうと...しかし、結局この国境で4時間以上待機することになる。
いくらバスの中が寒いからといって、空港のようにロビーや室内の待機場所もない。ひたすらエンジンの切られた極寒のなかで4時間耐えたのである。
もう二度とトロントからニューヨークへのバスを利用することはないだろう。いくら系税的な問題があっても次は絶対飛行機を利用しよう。そう心に誓った。

国境越えの長距離バスは1人でも入国審査に引っかかると、その人が通過できるまで全員バスで待たなければならない。よくよく考えるとかなりのリスクである。しかも、季節や国によっては今回のような極寒の中で待機するといったような事態も想定される。

明け方になってようやくバスは出発した。予定到着時刻は午前10時30分。そのため、一端ホテルに向かい荷物を預けてから、半日観光するという予定だった。しかし、国境での予想外の待機時間により結局ニューヨークに到着したのは午後4時ごろだった。

MegaBasにはWi-fiが設置されていると謳っているが、実際はカナダでは機能せず、アメリカ側に入ってからようやく使えるようになる。電波もそんなに強くはないので通信速度は低い。Wi-fiは使えないと思っていた方が賢明である。これは、バンクーバーシアトル間でも同様である。
しかし、なんとかその微弱Wi-fiを駆使した結果、ニューヨークには荷物を預けられる場所が存在することがわかった。到着時刻が午後4時なのでホテルに戻って荷物を預けていたら観光することはできない。なので到着したらまず、そこに向かって荷物を預けて観光することにしたのである。