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12月31日大晦日

そして約束の時間の少し前に図書館に到着して、図書館の中を見学した。この図書館はスパイダーマンやSex and the Cityのロケなどでも使われており、豪華な建築物も有名である。ほんの少しの時間しか見れなかったが、多くのニューヨーク市民で埋め尽くされていた。こんな図書館なら毎日通いたくなるのもわかる。日本にもこういう図書館ができたらいいのだが。
そうしてトイレを済ませ(超重要)、図書館の前で待ち合わせしていた友達Satoko(この子はトロントで一回だけ会って一緒にパブに行ったので面識があった)と合流した。今回はSatokoの友達の友達ぐらいまで来てかなりの大所帯になっていた。おそらく10人ぐらいにはなっていたんじゃないだろーか。
そうしてそろそろタイムズスクエアに向かおうかという時にKoheiの別の友人のYayoiとその友達Mayuが図書館にやってきた。だいぶ集合時間より遅れてはいたが、一緒に行くことに。しかしトイレに行ってくるとのことで、さらに待たなければならなかった。私と友人のKoheiはその時間でもあまりに早すぎるんじゃないかと思っていたので、全然焦っていなかったが、Satokoはタイムズスクエアの場所取りで焦っているようであった。ようやく図書館から2人が戻ってきて、出発したが、2人が見えた瞬間に他の連中は速足で歩きだしたので、あっという間に見失ってしまった。

しかし、我々は男2人の状況に女の子2人が加わったので、十分に心が弾んでいた。
タイムズスクエアに近づくにつれ、だんだん人が多くなっていく。本来はこれから先の飲み食いは一切ご法度だが、女の子2人は能天気で途中のカフェに寄って、飲み物とマフィンを買っていた。そして、結局4人でなんとか人に揉まれながらもタイムズスクエアのゲートの中に入ることができた。
このときKoheiは人が良いのか悪いのか、ゲートに入りそびれて一瞬はぐれるかとも思ったが、一時してまたゲートが開かれ、Koheiは無事合流することができた。

この時、時刻は午後2時半ほど。これから、夜中の0時まで9時間半の戦いが始まるのである。実際、寒さと空腹とそしてなにより尿意に耐えられるかかなり不安だった。
それでもとにかくここからは耐えるしかないので、最初はおしゃべりして楽しんでいたが、女の子2人はかなり寒そうですぐに座り込んでしまった。
服装は我々男よりはるかに着こんでいた上に、ホッカイロまで持っていたのにそれでも寒かったらしい。結局女の子2人は2時間も経たないうちに離脱を宣言し、ゲートから出ていってしまった。まさかの男2人に逆戻りになったしまった。最悪のパターンである。KoheiはSatoko達と行けばよかったなどと愚痴をこぼしていたが、それでも2人でなんだかんだ話して時間はようやく6時を回ろうかとしていたころだった。

女の子2人YayoiちゃんとMayuちゃんが視界に入った。一度ゲートを出たら最後、もう二度と戻って来れないと聞いていたのに、彼女たちは奇跡的に戻ってきたのであった。
ほんとうに奇跡的な再開だった。聞いていた話よりもゲートはかなり緩いようであった。他の人もゲートを超えてきたり、すり抜けて入ってくる人が何人かいた。戻ってくることは不可能ではないようだった。

それからまた1時間か2時間かして今度はSatokoが見えて声をかけた。向こうもこっちを探していたようだった。そしてKoheiに一緒にカフェまでいかないかと言って、Koheiもゲートは簡単にくぐり抜けられるだろうと思い込んでいたので、Satokoと韓国人の友人そしてKoheiの三人でゲートを出て行った。

後から聞いた話では、Satoko達はあれだけ焦って先に行ったにも関わらず、我々よりも後ろの位置にいたらしい。どうやらスムーズにタイムズスクエアのゲートまでたどり着けなかったようだ。

おそらくだが、タイムズスクエアから7番街とブロードウェイは封鎖され、ブロックごとにゲートが組まれている。そしてタイムズスクエアに近い方からゲートが開かれ、一杯になると次のゲートが開かれていく仕組みだ。なのでもうすでに一杯になっているゲートのストリートに6番や8番から入ろうとしてもさらに北のストリートへ回るように指示される。そうすると7番街まで来ているのにまた、6番や8番に引き返してから北上しなければならないので、そうしている間にかなりの時間を食ってしまう。
良い場所取りは、かなり早めの時間に来ること(おそらく昼の12時)そして今どのストリートのゲートが開いているのか見極める能力が重要である。